映画・テレビ

2009年10月26日 (月)

沈まぬ太陽 見てきましたぁ!

 封切後、初の日曜日の25日、ついについに、衣山シネマサンシャインで「沈まぬ太陽」見てきました。

 冒頭に御巣高山の悲惨な事故のシーン。墜落寸前に書かれた男性の、家族に宛てた手紙。作り話じゃないだけに泣きました。

 主人公、恩地を演じた渡部謙はいうまでもないが、かたき役、行天の三浦友和の存在感もうならせた。白い巨搭をうつしたようでもあるけど、2人の男を対峙させ、読者を引き込む手法は、山崎豊子作品ならではの魅力でもあるでしょう。行天もまた、巨悪の手に乗せられたピエロだった。利根川総理がみずから引き抜いた国見会長を下ろさせるところ、そのしたたかさには変に感心しました。

 ただね、原作には勝てません。やはりもっと突っ込んでほしかった。行天が会社側に転向したいきさつはもっとリアルに表現して欲しかったな。きっとそれこそ、商業映画で踏み込めないところだろうけどね。

 しかし、映画が悪いんじゃなくて、それだけ原作がすごすぎるんですよ。どうかみなさん、全五巻、読み切ってみてください。「映像化なしには死ねない」とおっしゃた原作者のプレッシャーに見事に打ち勝てたですよ。若松監督に拍手。

 映画館に足を運ぶ機会の乏しい私には、1番館の363席の半分が埋まってなかったのが、いいのか悪いのか分かりませんが、この日本で、汗を流して働いてるみなさん、どんどん観に行ってください。 

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