おまえんとこ共産党だぞ!
タイムカードのコピーは、6か月分になりました。残業手当の計算にかかります。昼休み1時間を含めた拘束時間9時間を毎日の滞在時間から引いたものが残業時間。これを分単位で加算していきます。(15分とか、30分で切り捨てる方法を多く見受けますが、あれは、労働基準法違反です!)これに、法定割増の2割5分を上乗せします。深夜勤務や休日労働は、さらに、割増率がアップしますが、私の場合これはありませんでした。法定割増賃金とは、これを下回ってはいけないと、労働基準法で決められた割増率なので、就業規則などでこれ以上の割増率が明記されていれば、その割増率をかけます。これらのことは労働局に行けば、(たいてい職安と同じ建物)わかりやすいパンフレットがおいてありますし、職員も割とていねいに説明してくれます。あれから会社に申し出て、あっさりと見せてもらった就業規則と給与規定には、きっちり2割5分と書かれてありました。
不払い賃金請求の時効は2年。Sおじさん「スーダラ君、どこまでさかのぼろうか?」私「え、私が決めていいんですか?」バカな質問でした。自分がもらう金です。自分が決めるのは当たり前。でも、Sおじさんの考えはもっと深かった。相手は、中小企業です。会社は私の不払い分の支払いをするとしたら、ほかのすべての正社員に同じように支払わなければなりません。それだけの体力が会社にあるか、Sおじさんは私を通じてそれを見極めようとしていたのです。平社員にそんなことがわかるか?いえいえ、サービス業で働いている人ならお分かりでしょう。毎日、モノを売ってお金を扱っている私たちは、会社の財務諸表など見る機会がなくても、会社がどれくらいもうけているか、ヤバイか、直感でわかります。現場は強し。Sおじさんがそんな私たちの特質をよく把握して、判断を任せたのだとしたらすごい!
「1年で行きましょう。」正社員すべてに同じ条件で不払い分が支払われたとして、400万前後。社長の年俸の半分にもなりません。会社がつぶれることなどないでしょう。そして、私にとってはボロボロの家計を立て直すための最低の保障です。温泉旅行まで夢見た私でしたが、その後、妻に「何考えてんの?」と一喝されました。
私がカミングアウトしてからは、ターボ君たちとの会話は組合問答一色になりました。私も、この半年間勉強した浅い知識の中から、労働者の権利などを語っていました。
そんなある日、ターボ君から携帯が。「スーダラ君、おまえんとこの組合、共産党だぞ。大丈夫なんか?」まあはたから私たちを見れば、だれでも抱くかわいらしい誤解なんでしょう。「おれ共産党に見えるか?たしかに自民党には見えんよなあ。」「ネットで見たぞ。全労連は全員共産党の支持者らしいじゃないか。」悪意あるどっかのサイトを見たのかどうかわかりませんが、親友が私の言うことより、そんなものを信じ込んでいるのだということに、怒りが沸いてきてしまって、「もういいよ。おれひとりでやる。共産党だろうが、連合赤軍だろうが、何だって入ってやらあ。」そう言って電話を切ってしまいました。・・・「しまった。やってしもうた!」誤解を解く努力もせずに一番の味方を突き放してしまった。ああ、おれってアホだなあ。落ち込みながら、支店で一人、残った仕事を片付けていたら、入り口の扉が開きました。ターボ君でした。「話し聞かせてくれよ。」・・・さっきのはノーカウントだぞ・・・言葉に出さなくても、解り合える友はありがたい。
全労連は、組合員の政治的自由を完全に保障しています。しかし、政治に無関心なのではなく、政治論議は大いにやろう、ってことです。私は、ターボ君に言いました。「おれを助けてくれるんなら、右でも左でもかまわないんだよ。そんなことで、ユラユラするんなら、最初からやってないさ。」ターボ「スーダラ君らしいよ。ま、いいんじゃねえの?」その日は、夜中まで熱い政治論議が続きました。・・・つづく
全労連労働相談センター0120-378-060(0120みなはいろうぜんろうれん)。-これ全国のどこからでも近くの地域労組につながるそうですよ-
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コメント
私が働いていた職場も全労連傘下。共産党の組合員は管理職にしないと言われて大半の人が脱退していきました。「共産党はいや」だと言えば止める大義名分になったようです。家ではいいお父さんでしょうが。結局、職場を悪くしてしまいました
投稿: なきむしくん | 2008年10月22日 (水) 16時27分
コメントありがとうございます。そういうことって、ほうぼうの企業であるんでしょうね。でも思うのですが、会社の意に沿うように、自分を殺してまで得たいものって何でしょう。終身雇用制も崩壊してしまった今では、ただの徒労のようにも思えます。
投稿: たたかうスーダラ社員 | 2008年10月22日 (水) 22時39分